今年の浜の小鮎はサイズも大きくて良いのですが、これから6月以降はどうなんでしょうね。
昨日の北小松でも良い型が、よく混じりましたが、ビクの口と水面が近かったからか何匹かビクから飛び出していきました。面白いのでしばらく見てたんですが、堰堤を飛び越えていくがごとくの跳躍で、飛び出していきます。
そんな、やる気満々の小鮎達(もう、鮎といっても良いサイズもいましたが)が、ひと雨ごとに川に動き出すと、浜の小鮎の密度は確実に薄く、釣り難くなって行きそうですね。

 早い時期に生まれた個体が昨年より良さそうだったのは漁や現状の状況である程度結果は出てますが、それ以降の生まれは、どうなんでしょう。ここの所、浜で釣っていてもサイズは良いのがよく入りますが、そこそこの、所謂小鮎サイズが少ないように感じます。
まあ、第2陣、第3陣の小鮎たちが沖でストックされ、時期が来て浅場にさしてくれば問題ないんでしょうが、気になるのは以下のデータです。

5月に報告された滋賀県水産試験場の魚探調査データです。
今年は過去10年の平均値比で 1月 19%、2月25%、3月 11%、4月 4% 程度の魚群しか確認できていないようです。
4月にいたっては4%、過去10年の平均値の25分の1以下です。
悪かった昨年(8%)のさらに半分という数字です。(以下参照)

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※5月に報告された滋賀県水産試験場の魚探調査資料一部

まあ、昨年の有効産着卵数状況等を裏付けるような結果なので、当初よりある程度は予感していた通りで、必然といえば必然の結果なんですが、本当にこんなに少ないのでしょうかね。いやですね~。
 サンプリングの網羅性についてはいろいろと意見をお持ちの方も居るかもしれませんが、一定期間の傾向を定量的に見るには唯一のデーターなので、無視できない、且つ、かなり、うれしくない情報です。残念ながら今年は徐々に先細りの傾向なんでしょうね。

ん~?、休みの暇潰しで書き出したは良いけど、だからどうしたですよね。笑

 まあ、要は、今年の小鮎もやはり少ない、でも、生き物なんて、太古より増えたり、減ったりを延々と繰り返し、そして、今も繰り返している。たまたま、今年は昨年に続き、悪い年が続きそうなだけ。まあ、そういう事、2年も良くない年が続けば、ぼちぼち、来年はきっと良くなるんちゃいますかね。笑
 是非、そうなることを願って自分に出来ることは、今年は、子孫を残す事ができるまでに生き延びてきた琵琶湖の鮎には感謝と敬意を払って対峙しないと・・・。程度の事です。笑。

 休みの暇つぶし投稿です間違っても、いろいろな問題で小鮎が減ってきています、これは大変、何とかしないと、って言う様な大層な問題提起ではないのでご注意ください。
ど~も、ネットで魚が減っているなんてこと書くと環境問題や外来魚等、思わぬ方向に話が展開するので気をつけないと。笑
(まあ、人間の存在やそれにより行われた行為による悪影響は昔よりはかなり大きいとは思いますが・・・)